介護福祉士の資格を独学で合格する勉強方法

介護福祉士の勉強方法は、「独学」と「通学」の2通りに分かれています。勉強のサポートが充実しているのは後者ですが、多忙な現代社会での通学は難しく、独学での合格を選ぶ人も少なくありません。独学で資格取得を目指す場合は、テキストの読み書きよりも問題集を繰り返し解く「反復学習」が適しています。特に活用したいのが「過去問題集」で、過去の設問から出題の範囲・傾向や誤答しやすい問題などを把握でき、引っ掛け問題をはじめとしたミスを誘発する問題に強くなることができます。ただし、出題の範囲は年々変化するので、対策した分野が必ずしも出るとは限りません。

現在の出題範囲で勉強したい場合は「模擬問題集」に挑戦してみましょう。多忙で時間が取れない場合は、設問と回答だけで構成されている問題集「一問一答集」が便利です。通常の問題集に比べクイズ性が強く、効率よく解けるため、試験対策として優れています。問題集を一通り解いたらテキストを開き、苦手な分野のページに付箋を貼ったり文章に線を引いたりして、自分の不得意な分野を把握しましょう。そして、正解するまで同じ問題を繰り返すと、読み書きよりも確実に覚えられるようになります。介護福祉士の筆記試験は合格率77パーセント台と難易度は低めであるものの、対策をしていないと落ちてしまう可能性は大いにあります。独学で合格を目指す場合は、実際に問題を解いて自分の苦手分野を自覚し克服することが大事です。